3年以上HAP-S1をスピーカーの直つなぎで使ってきたけど、アンプ部の物足りなさを感じ続けてきた。そして2016年の神アップデートでUSBデジタル出力に対応したのを機会に外部アンプの導入を検討。候補の中からHypex社のスイッチングアンプを採用したマランツのHD-AMP1を購入することに。
marantz – HDーAMP1 [USB-DAC/INTEGRATED AMPLIFIER]
ソニーのHAP-S1からUSBデジタル出力でHD-AMP1に。DSDをネイティブ出力させるため、DSD native か DoP (DSD over PCM) を選択。そこから Quad S-2 で音出しする。HD-AMP1はアナログ入力も悪くないので併せて接続。その場合、DACはHAP-S1側のものを使うということになる。HD-AMP1はDSD 11.2MHzまで対応しているけど、HAP-S1のUSBデジタル出力は5.6MHzまで。手元にあるDSD256(11.2MHz) の音源は、容量もデカいのでDSD128(5.6MHz) にコンバートして聴いている。DSD256で聴きたいときはmacから出力すればいいので。
※ HAP-S1のDSEE HXをオンにするとHD-AMP1側は44.1→88.2、48→96 と表示される。
通常はSound Directをオン設定。アンプのBass/Trebleを介さずとも音の厚みは得られる。HD-AMP1はシンプルなので、他にはディスプレイ照度を下げたのと、無作動状態が30分経過でオフに設定したくらい。フィルターは2種の内、アコースティック系の音を聴くことが多いので2のスローロールオフを通常利用で、気分によりシャープロールオフに。あと、HAP-S1のヘッドホン音質は最低だけど、同社 HD-DAC1 には及ばないもののHD-AMP1は専用アンプを搭載しているので、これくらい鳴ればヘッドホンでも聴いてみようかと思える。
端子やノブも高級感があり所有欲を充たしてくれる。HAP-S1単体の時はパワーオンしてアプリで操作するだけだったので、HD-AMP1をオンにしたりボリューム操作する手間は増えたけど、補って余りある満足感だった。これで外付けHDD対応に使いやすい音源管理のOpenHome系アプリでもリリースしてくれれば、ミュージックサーバーとしてもHAP-S1は不要だけど、マランツにそのあたりを望むのは厳しいのかも。ちなみにワットチェッカーで測ったところ、自分の聴き方でHD-AMP1の消費電力は30W程度。このプラス分はデスクライトをLED化した分と相殺ということで…
さらに興味がある方は、ぜひこのあたりを読んで欲しい。
→ マランツの澤田氏“最後の作品”。「HD-AMP1」開発秘話 – PHILE WEB
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