TOTOのサザナSモデルの施工を終え概ね満足しているものの、当然気になる点もいくつかあり。今後もポジティブ、ネガティブ、両面増えていくかと思うけど、施工前、使用後などで気になった点をいくつか挙げてみる。
水栓の高さの柔軟性
なんといっても拘った水栓関連。カウンターなしやスマートカウンターにした場合の高さの自由度に、もう少し柔軟性があるとよかった。カウンターなしの場合の水栓位置は下から423mm。身長175cmの自分の場合、立ちシャワーを考えると500mm辺りが理想だと思う。施工段階で業者に高い位置にしてくれということは可能だと思うけど、そうなると保証関連が危うくなるのでどうしても尻込みしてしまう。(オフローラもプレ穴加工なしでオーダーしてくれれば可能とのことだったけど保証は切れると言われた) カウンターなしで水栓が低い位置から変えられなかった場合は、少なくとも手元で止水できるタイプのシャワーヘッドを選択しよう。
壁付け水栓の選択肢
カウンターなし、もしくはスマートカウンターにした場合、壁付け水栓になってしまうのは商売上仕方がないのだろう。が、壁付け水栓の場合の選択肢が少ないのが痛い。壁付けのデフォルト水栓はシャワーを出すときやや使いにくい。ほぼシャワーで蛇口からの水出しはめったにないという人も少なくないだろうから、そのあたりの需要に応えて欲しい。そもそも温度はコントローラで変えるので、左手のサーモスタットも不要。左が蛇口、右がシャワーならいいのに。壁付けならアーチハンドルが理想でGセレクションは近いけど、定価ベースで42,600円アップ。水栓は自分でも交換できるので、使っていくうちに考えることにする。
床と壁の角部分の処理
直接的なサザナの不満点ではないのかもしれないけど、床と壁をつなぐ部分がU字型になってしまうので、どうしてもここにわずかに水が残る。これは施工業者の技術でなんとかなるものでもないだろうから、面倒な部分だと思う。たとえばパナソニックのオフローラの “スミピカフロア” は、床パネルに立ち上がりを設けることで、目地に汚れが溜まりにくくカビが生えにくくなっている。
消耗部分交換の簡易さ
あと、うちのバススペースは狭いので折り戸になってしまったけど、入口下部分のパッキンを踏んだりして早く傷んでこないか不安。ゴム系は寿命が長くはないだろうから、自身で交換できるような仕様ならいいんだけどなぁ… 他部分も含め、この程度の対応に出張経費まで払うとしたら…??
と、不満点を書いたものの、当然満足している面が多く、サザナを選んでよかったと思っている。20年くらい交換することもないかとは思うけど、今後の進歩も楽しみではある。