HAP-S1 / Sony への要望点を!


HAP-S1を使い始めて3ヶ月が経つ。総じて、購入してよかったという満足度が高いけど、それでも気にかかる点はいくつかある。HAP-S1系の記事へのアクセスが多めなので、上位モデルのHAP-Z1ESにまかせる部分は別にして、自分なりに少しまとめてみた。

Sony HAP-S1
Sony HAP-S1 / HDD Audio Player System

■ ハード仕様
コスパは良いと思うけど、できれば10万手前くらいまでの価格帯にしてアンプ部にコストを掛けて欲しい。HAP-S1のみで完結するようにしたいのでなるべく外部アンプを使いたくはないものの、今のままではいまひとつと感じることがある。現状でこの価格帯を考えると決して悪くはないけど、価格アップしてできればワンランク上のものを! 外部アンプ用の出力を用意するなら、XLRバランス対応くらいにはして欲しい。ちなみに以前使っていたシャープの1bitアンプをつなげて試してみたけれど、音がマッチせず。

500GBのHDDはキリよく1TBにしてくれれば。すでにハイレゾ音源だけで100タイトル以上あるのでこれで約200GB。自分はハイレゾ中心でないものは通常のFLAC音源で聴いていて圧縮音源は入れていない。HAP-S1単体だけで完結というわけにはいかないけど、パスパワーの外付けHDDのみでも構わないけど、単体で簡潔したほうがベターかな。

一番望みたいのはDSDのギャップレス再生。クラッシックなどはDSD音源もちらほらあり、曲間が続いていたり同じ楽章内で分割されていたりもするので… 仕方なくAudioGateでファイル結合しDSFで書き出たりFLACに変換しているけれど、そのまま利用できるに越したことはなし。
(※ と、要望していたら、2014年10月16日のアップデートでDSDもギャップレス再生対応に! 同時にUSBメモリの再生機能にも対応。ありがとう、ソニー…)

HAP-S1は基本的にスマホ/タブレットでの操作が前提だと考えている。リモコンが物足りないという書き込みをどこかで見かけたけれど、選曲をアプリ側でするならリモコンの用途は限られるので、逆にこのくらいシンプルなほうが使いやすい。質感・素材をもう少し… とは思うけれど、そこにあまりお金を掛けて欲しくはないかな。

HAP-S1 folder HAP-S1 setting

■ 本体ソフト&外部アプリ
Mac/PC側に曲を追加すると自動で本体にというのも売りのようだけど、勝手に同期されるのも面倒なのでフォルダ管理をしている。後述するタグ関連との絡みもあり、こちらのほうが数段楽でそうしている人も多いと思う。ついでに、やはりWiFi経由だと転送速度が落ちるので、ケーブルが邪魔にならない環境なら有線接続のほうがベター。まぁ、大量の曲データを取り込むのは初めだけかもしれないので、その時だけ有線にすればいいんだけど…

他、設定関連も細かいことを言えばキリがないし、痒いところに手が届いて欲しい部分もあるけれど、この機器の性質からいってできるだけシンプルにということで大きな不満はなし。各種要望を組み込みすぎてごちゃごちゃしてきたら却ってイヤだし。

HDD Audio Remoteの使用感は悪くはないけれど詰めが甘い部分あり。特にタグの取得関連の評判は悪い。まぁこれはソニー側だけの問題ではないけど、アーティスト名やジャンルが明らかに違っていたりとか。困ったのは、クラッシックで同じアルバムタイトルにしたい場合、アーティスト名が違っても同じアルバムと判断された上にジャケット画像が一方に統一されたりしてしまったことがあった。これはアルバムアーティストのほうも埋めておけば回避できるようだけど。

HDD Audio Remote 

まぁタグ付け機能全般が信用できないし、自分なりにアーティスト名を統一させたりジャンル分けもしたいので、MacならMedia Rage, WindowsではMp3tagで編集してから本体に転送している。Mp3tagはDSDファイルの編集機能も追加されたし、こうしてあらかじめ編集して転送すれば当然問題もない。このように最低限のPCの知識は必要になるものの、慣れてしまえば面倒というだけで難しい作業でもなし。もともとMac/PCから音楽データを転送するわけだから、スマホアプリ上で編集するよりはタグをしっかりチェックした上で本体転送したほうがすっきりしていい。もちろん、PC側から本体ファイルをのぞいて直接編集もできる。あとはMac/PC用のプレイ操作アプリがあれば、タグ編集に加えてPC作業時にそのまま選曲などの操作もできて便利かなぁ。

細々と気になる点はあるけれど、HAP-S1のおかげで家で音楽を聴く機会も増え、過去に買ったソニー製品の中でもトップクラスの満足度かもしれない。もう音楽を聴くのにメディアを出し入れするという行為には戻れないだろう。ハイレゾ音源に興味がなく圧縮音源しか手元になくても便利さだけで元がとれるけど、欲しい音源があれば是非ハイレゾの音も試してみて欲しい。まぁ自分のようにハイレゾ音源に費やした金額が、すでに本体の倍以上というのもなんだけど… ^^; Macをミュージックサーバにするのがイヤな人にはぴったり。常にPCを立ち上げて使っているような人は、MAP-S1UDA-1、それに他社のものと選択肢もあるので比較検討対照に!